ノンアルカリカラーの話です

今回は、ノンアルカリカラーについて少しお話しします。
「普通(アルカリ)のカラーについてどのような印象をお持ちですか?」と聞くと、
大抵の方は「傷む」「ダメージが出る」と思われているのではないでしょうか。
あるいは、「綺麗になれる」「若く(大人っぽく)見える」と言った意見をお持ちの方もいます。
「格好良く綺麗にはなりたいけど、傷みが気になる」のが本音ではないでしょうか?

若い頃の髪には潤いがあり、髪もしっかりしていますが、大人の女性は年齢とともに毛髪内部が空洞化し、いわゆるエイジング毛になっていきます。
空洞化した髪はパサつきや傷みやすく、どうしても髪がぱさついて艶が無くなってしまいがちです。

白髪が増えると、最低でも1か月から2ヶ月に1回くらいはカラーをすることになります。
これを普通のカラーで繰り返すと髪の状態は酷くなります。

そこで「ノンアルカリカラー」の話です。
普通のカラー剤は一般的にアルカリ(アンモニア)が入ったもので、このアルカリがダメージの原因になります。
このアルカリが入っていないカラーがノンアルカリカラーです。
ただ、アルカリカラーは、アルカリが入っているおかげで、白髪が染り、黒い髪を明るく染めることができます。
それができるアルカリカラーは、ヘアスタイルを創る上で必要不可欠ですが、最大のデメリットとしてダメージが出てしまいます。
髪の毛は、普通の状態では弱酸性(ph4.7~5.5)です。この状態が一番キューティクルが締まっている状態です。
アルカリカラーを塗布するとキューティクルが開き、その開いた隙間から毛髪の色素を抜いて、そこに新たな色素を入れることで黒い髪が明るくなり、白髪が染まります。
そのときに色素と一緒に毛髪のケラチンPPTなどの間充物質が流れ出てしまい、空洞化することで傷みます。

もともと痛みやすい大人女性の毛髪に使えば、ダメージがあるのは当然です。
ノンアルカリカラーはキューティクルを開かせることも色素を抜くこともないために痛みません。
ノンアルカリカラーにもデメリットはあり、髪を明るくしたり、白髪を染める力がありません。
しかし、ノンアルカリカラーは明るい髪を少し落ち着かせる(暗くする)力や、塗るたびに毛髪内部をケアし、密度を上げてくれるので、髪に艶が生まれたり、トリートメント効果がアップします。
このアルカリカラーをノンアルカリカラーをうまく使いながらカラーをすることでホームカラーに比べてダメージを極力少なくすることができます。

アルカリカラーで髪が痛まないように、根元は新しい毛が生えてきますから、毎回アルカリカラーで塗り、

既染部は、状況によって(白髪が浮いている場合)アルカリカラーや低アルカリカラーで塗ったり、

ノンアルカリカラーを塗ることで、少しでもダメージがないカラーを目指しています。
当店では、一人一人のお客様に来店周期やダメージの度合い、デザイン性を考えながら一人一人にあったカラープランニングを考えています。
ノンアルカリカラーは、良い面も悪い面もありますが、うまく使うことで綺麗なカラーを継続できます。

また、当店ではノンアルカリカラーなどと言う前から、ノンアルカリカラーや低アルカリカラーを毛先用のカラー剤に使用していますが、今回調べてわかったことが一つあります。
それは、このノンアルカリカラーを使用している美容室は、全国の美容室の8%位しかなったことです。

アルカリカラー・ノンアルカリカラーのメリットとデメリットです。

・アルカリカラー  ◯明るくする  ◯白髪を染める ✕ダメージが出る

・ノンアルカリカラー  ◯内部をケア  ◯ツヤ感がアップ ✕明るくしたり、白髪は染まりません

一覧に戻る
;